絶望・不安・喪失感・孤独感が占め、
行動を起こす気にはなれず、
自分でどうにかできるとも思えず、
「行動を起こしづらい状態」になっている段階です。
以前と比べて同じように生活できなくなった「自身の障害像を漠然と認識する」
ことからこの段階は始まります。
障害を認識したものの「どんな生活をしていけるのか」
「どんな選択肢があるのか」のイメージがつかない状態です。
また、自分らしく生活するために本人がした方がよさそうなことを
周囲の人にしてもらっている受け身の状況も
この段階と考えます。
機能回復以外に目標が見いだせず、できそうな活動・参加への意欲が乏しく、
リハビリテーション自体が目的化しやすい時期です。
モデルでは「『意欲』と『自分次第という考え』が低い状態」
おもに在宅や実社会へ戻った後を想定した段階です。
と考えています。
第1段階「行動を起こしづらい状態」
第4段階「行動(生活全体)をマネジメントできる」
それぞれの段階についての説明は、
上記リンクで見られます。
「主体性回復モデル」の詳細は
「脳損傷による中途障害者の長期的な主体性回復のプロセス」
という題名で
”Japanese Journal of Comprehensive Rehabilitation Science
(JJCRS)”
にアップロードされています。
日本語論文URL:http://square.umin.ac.jp/jjcrs/2019_29-36j.pdf
英語論文URL:http://square.umin.ac.jp/jjcrs/2019_29-36e.pdf
でご確認いただけます。
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